top of page

​ベトナム写真館

平成23年度からベトナムカントー大学(Cantho University)との共同研究を開始しました。
メコンデルタの泥干潟域を主な調査地とし、海外研究者との共同調査によって、mudskipper類(トビハゼ・ムツゴロウ類の総称)の種組成、生活史・個体群密度・成長、生息域の物理化学環境、餌料生物(微小藻類ほか)の分類・増殖特性、およびmudskipper類による生物撹乱が微生物群集に与える影響、等を明らかにし、これらを通して、メコンデルタでのmudskipper類の生態ほかの生物学的情報を集積し、ベトナムで食料として重要な位置を占めるmudskipper類の資源保護と持続的利用のための基礎的知見を提供するためです。
現在では、ベトナム南部で盛んに養殖されていて、食用となっているPseudapocryptes elongatus(現地名カケオ)の産卵生態を明らかにすることを中心に調査を行っています。現地では、カケオの稚魚を養殖種苗として、河口域で袋網によって大量に漁獲しています。ベトナムにはどうも漁獲統計のようなものはないらしく、また資源量調査もなされていないらしいのですが、カケオが減ってきているという話はしばしば漁師さんから聞きます。そこで、まず産卵生態を明らかにして資源保護を図るとともに、将来的には人工種苗生産に繋げて行きたいと思っています。

このページではベトナムでの調査研究以外の様子をお伝えいたします。

July.2017

 ベトナム料理は本当に多種多様です。今回は珍しい鳥料理をご紹介いたします。

March.2016
 今回もっともびっくりしたのは、貝の種類が多いことです。ホテルの近くの海鮮料理店で見たところ、ざっと10種類くらいもあったでしょうか。カキやマテガイあるいはアカガイみたいな貝はもちろん、巻貝も二枚貝もいろいろあって、大変美味しかったです。
 また別の店ではマッドスキッパーの串焼きを食べました。こちらは、Boleophthalmus boddartiをたくさん焼いていましたが、Periophthalmodon schlosseriもありました。ボダルティは、白身でなかなか味付けがよく、美味しかったです。またベトナムからの帰りにはP. schlosseriの干物をお土産にもらいました。カマウ省で売られているそうです。あぶって食べるか、フライにしても美味しいと聞きました。なぜか頭の前半分は落としてあります。エラもとってありました。ただし、こんな勢いでマッドスキッパーを採っていたら、すぐに数が減ってしまうと思います。私たちが20年前に調査をやっていた、マレーシアのペナン島も開発のせいかすっかりマッドスキッパーがいなくなってしまいました。壊してしまった自然を取り戻すのは不可能に近いです。今のうちにベトナムの人達と協力して、干潟の自然を守りたいと思います。

December.2015
 雨季が終わってしばらくは涼しい日が続いていましたが、このところまた35度近くの暑さが戻ってきました。最低気温が27度くらいです。
 今日は、ベトナムのお金の話を少し。ベトナムの通貨はドン(ベトナムドン)です。1,000ドンが5.4円です(2015年12月28日現在)。お札は、500,000、200,000、100,000から(途中省略)2,000、1,000そして500ドンがあります。ご覧のようにデザインはほぼ同じですから、間違えやすいです。コインもありますが、まず目にすることはありません。
なんせ桁数が大きいので、普通は下3桁を省略して、500,000ドンを500ドンと言ったりします。日本円に換算する時には、この式で5.4(ざっくりなら5)を掛けましょう。今日の私の昼御飯は20(,000)ドンでしたから、約120円というわけです。
 ベトナムの人は、正直な人が多く店でお札を間違えて余計にお金を渡しても、きちんともどってきます。ただし、ホーチミンなどの大都会では、タクシー運転手などには悪質な人もいます(日本と同じ)。ご用心を。

December.2015
 今日は、カントー大学の学食風景を紹介します。カントー大学には10箇所くらいの学食があります。学生寮に何千人も住んでいるようですから、学食のほかにカフェや小さな店も何箇所かあります。食事は、お皿に盛った御飯に野菜を乗せて、それ以外豚肉、鶏肉、魚など自分が食べたいものを選んで乗せてもらいます。スープがついて(お茶はつかないところが多い)20,000ベトナムドンですから、約100円です。いくら高くても150円。バナナは1本5円。学食によって美味しいところと、そこそこのところがあります。学生寮の近くの学食は夜9時くらいまで開いています。

一番左から、鳩・烏骨鶏・ホロホロ鳥です。

鳩料理はベトナムではポピュラーな料理で、いろんなお店で見かけます。丸焼きで出てきますが、食べる時にはお店のお姉さんが一口サイズにカットしてくれます。香辛料がきいていて、大変美味しいです。

真ん中の烏骨鶏はかぼちゃをくりぬいた器の中に入っていて、かぼちゃと一緒に食べます。少し薬膳風の味付けでこちらも大変美味しいです。この料理はベトナムでもこの地方独特でいつでも食べられるというわけではないようです。

一番右のホロホロ鳥は、現地の方から「スペシャルな鳥料理だ!」と説明されました。ホロホロ鳥は蒸してあってとてもやわらかく、大変美味しいです。​上に乗っているのはバナナの花で、これにお米がはいったおかゆのようなスープをかけて食べます。

この他に、アヒルや七面鳥もよく食べられています。​いつも思うのですが、ベトナム料理は大変手が込んだ料理が多く、毎回新しい料理に出会うのがとても楽しみです。

bottom of page