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​石松研究室の魅力

 私たちの研究テーマである「海洋酸性化(Ocean acidification)の生物影響」は欧米では数多くの研究者が研究しているテーマですが、日本では殆ど研究されていません。将来の海洋生態系に深刻な影響を及ぼす可能性がありますが、未知な部分が多くまだまだ手探り状態です。
 また、干潟上を跳び回る姿が有明海のマスコットとなっているトビハゼ・ムツゴロウですが、その生態は不明な点が多く不思議な魚です。非常に特異的な生態をもっていますが、世界でも殆ど研究されていません。
 2つともこの研究室でしかやれない、世界でも私たちが最先端に立っている研究と自負しています。

 2019年3月をもって長崎大学を定年退職し、2019年6月よりベトナムのカントー市で生活しています。​ベトナム、とくにメコンデルタは多種多様なマッドスキッパーがいて大変魅力的な土地です。

石松 惇

長崎大学名誉教授
専門分野:環境生理学・生理生態学

所属学会:日本水産学会・日本魚類学会

平成20年度 水産学進歩賞受賞

​卒論・修論

2018年度

卒業論文

「ベトナム・メコン河における Periophthalmodon septemradiatus の生態解明のための環境分析」 岡村知海

「Boleophthalmus pectinirostrisB. boddartiの消化管内容物の比較」 末永望美

「Oxudercinae 亜科魚類の胸鰭および肩帯の比較解剖」 吉村鈴奈

2017年度

​卒業論文

「ポリプテルスの循環系に関する研究」 竹川陽菜

「「すぼかき」と「あんこう網」によって漁獲されるワラスボの比較」 永瀬りか

2016年度

博士論文

「The impacts of ocean warming and acidification on the behavior and muscular system of marine animals」 

  Nopparat Nasuchon

修士論文

「Oxudercinae亜科魚類における循環系の比較」 野間昌平

2015年度
修士論文
「エツCoilia nasusの初期生活史における環境選択」 矢吹海
2014年度
卒業論文
「トビハゼの繁殖行動」 小野良輔
「ムツゴロウ(Boleophthalmus pectinirostris)の循環器系に関する研究」 野間昌平
2013年度
卒業論文
「タウナギMonopterus albusの呼吸循環器系の構造についての研究」 矢吹海
2012年度
修士論文
「高二酸化炭素環境が魚類の塩類細胞に与える影響」 金田康見
卒業論文
「海洋酸性化が及ぼす藻場生物群集への影響」 山崎慎
2011年度
修士論文
「ジャワメダカの高二酸化炭素環境に対する応答」 上岡聖也
「トビハゼ胚の窒素代謝に関する研究」 明田川貴子
2010年度
修士論文
「CO2および水温上昇がチャイロモアミ(Nipponomysis fusca)の生活史特性に及ぼす影響」 春川由樹
「大気中CO2濃度上昇に伴う海洋酸性化および温暖化がサンゴ礁域に生息するクマノミ類に及ぼす影響」 福田適子
卒業論文
「海洋酸性化が魚類の成長に及ぼす影響」 金田康見
2009年度
修士論文
「Synergistic effexts of increased CO2 concentration and temperature on growth and bonad development in the sea urchin,Hemicentrotus pulcherrimus」 殷瑞
「CO2濃度上昇及び高水温化がマガキCrassostrea gigasの初期発生に及ぼす影響」 浅井貴匡
卒業論文
「大気中CO2濃度の上昇がジャワメダカの産卵及び初期発生に及ぼす影響」 上岡聖也
「ムツゴロウの塩分変化に対する適応」 明田川貴子
「ムツゴロウ(Boleophthalmus pectinirostris)の循環器系の微細構造についての研究」 栗田真理子
2008年度
修士論文
「高圧下CO2長期暴露実験システムを用いた深海魚のCO2耐性評価」 小島悠生
卒業論文
「CO2耐性指標としてのNa+/K+ATPaseの有効性評価」 春川由樹
「大気中CO2濃度の上昇が魚類の耳石形成に及ぼす影響」 福田適子

​卒業後の進路

・地方公務員(水産職)
・環境アセスメント関係
・魚市
・食品関係
・水族館
・養魚飼料

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